大東亜論総選挙コメントのご紹介、
ついに第1位!
この結果にはよしりん先生も驚きでした。
横綱(第一位) 21票 奈良原至
■覚悟を以て成した行動、そして皆の前から
姿を消したが、貧窮の中恩師の死に際して
空の香典の包みを携えて霊前にお参りした
行動に打たれました。なぜあの岡りなが
付き従ったかが伝わる男です。
(こけけっこーさん)
姿を消したが、貧窮の中恩師の死に際して
空の香典の包みを携えて霊前にお参りした
行動に打たれました。なぜあの岡りなが
付き従ったかが伝わる男です。
(こけけっこーさん)
■大東亜論の全ての登場人物はスケールが
大きく魅力的で非常に選び難いのですが、
師(武部・越知・高場)を思い道義を通す
所に感銘を受けます。(バッファローTさん)
■やっぱ奈良原でしょう!!(三味線弾きさん)
■かわいい弟キャラから、どんどん
たくましくなって、新社屋を燃やす時の
葛藤や、高場乱の葬儀後に現れる場面は
泣けました。岡りなとのシーンも好きです♪
(こぴゃるさん)
■第4代沖縄県知事に奈良原繁という方が
おります。薩摩藩士時代に生麦事件で
イギリス人を切ったと言われています。
16年間沖縄県知事を務め沖縄近代化の
最高功労者です。
奈良原至には子供が一人いますが・・・
何処かでつながっているように思えます。
(MITIさん)
何処かでつながっているように思えます。
(MITIさん)
■こんなハラワタが腐らない生き方を
人は出来るのかと感嘆した!
(みるみるさん)
■あの純粋性と漢に満ちた成長ぶり、
竹部小四郎の遺志を継いだ自己犠牲の
行動に心底惚れ、感動した。
まさに大東亜論の影の主役と見た。
(magomeさん)
■『大東亜論』に出てくる登場人物は、
みんな魅力的だから、メッチャ迷い
ましたが「奈良原至」に1票です!
どこか可愛いらしいイメージの奈良原が、
遊説行脚から帰ってきた時のルックスも
含めての成長に、行脚中の奈良原を
想像しました。福岡を離れてからの
身の処し方にも彼の美学を感じました。
(のえる★さん)
■黒田武士の姿。男の中の男くさ。
(ririoさん)
■いわゆる「弟分キャラ」に終わらなかった
のが、よか。(anamochiさん)
■かっこいい!(ますさん)
■放火の時の表情が凄かったから。
(シャーマケさん)
■自由民権運動は刀を棄てた武士たちの
戦であることを、殺気を孕む弁論で
見せつけてくれた。さらに、大義のため、
その大義を共有する仲間のために、
己を犠牲にした。また、師の逝去に際して、
己の立場や他者からの評価に拘らず、
心意気を表した。登場当初のキャラクター
からは想像を絶しており、男とは
かくあるべしと感じさせてくれた。
(じゃいあんさん)
■最初はかわいいキャラだったのに、
話が進むにつれてどんどん成長し、
迫力が増していくのが印象的でした!
頭山ですら見ぬけなかった政府の
陰謀を察し、自らの脱退と引き換えに
仲間を守ったことが、強烈に
心に残りました。(シュウさん)
■誇りを保って無名で困窮の人生を
送った意気に感じて。(KTさん)
■公衆を集めるため、日本全国を
10の地方に分けての遊説行脚で、
急激に成長した姿が良かったです。
仲間同士の下らないプライドによる
いがみ合いを一喝した表情。
そして仲間から裏切り者扱いを
されてでも、政府の陰謀を打ち砕く
ために新社屋に火をつけた表情は
迫力がありました。
武部小四郎の志を継ぎ、武士として
どんどん成長していく奈良原至に
1票です!(カレーせんべいさん)
[主催者・daiさんのコメント]
成長の幅、これが奈良原の人気を
集めた要因でしょう。
しかし、「弟キャラ」の彼も、
年は頭山と二つしか違わず、
来島よりも歳上であることを知ると、
何だか不思議です。
年は頭山と二つしか違わず、
来島よりも歳上であることを知ると、
何だか不思議です。
「大東亜論」からは姿を消した奈良原ですが、
その人生はまだ続いて行きます。
作家の夢野久作(杉山茂丸の長男)が書いた
『近世快人伝』によれば、
福岡県の須崎監獄の典獄(刑務所長)になり、
解職して数年閑居、
日清戦争後、台湾の巡査となり、
内地に帰国後、妻を失い、子女を親戚知人に託し、
独り福岡県外千代町役場に出仕、
辞職後北海道の農園の番人になり、
大正に入ると頭山、杉山の依嘱を受けて
憲政擁護運動のために九州に下り、
玄洋社の2階に起居し…と、まさに生々流転。
「極度に徹底した正義観念――もしくは
病的に近い潔癖に禍(わざわい)された御蔭で、
奈良原到翁は殆んど食うや喰わずの惨憺たる
一生を終わったのであった」とのこと。
夢野は晩年の奈良原と懇意だったのですが、
その風貌については
「筆者は物心付いてから今日まで、
これほどの怖い、物すごい風采をした
人物に出会った事がない」
と記しています。
玄洋社を離れてから、どれほどのことが
あったのか想像を絶するものがあります。
しかし、どんな悲惨に生きたとしても、
奈良原のハラワタは死ぬまで
腐ることはなかったでしょう。
歴史の中に埋もれた
無名の人物たちをも、
無名の人物たちをも、
生き生きとよみがえらせる
物語を見よ!
物語を見よ!