わしは「リベラル」という言葉が間違って使われていると
思うので、やはりカタカナで「サヨク」と言った方がいい
と思う。
護憲派サヨクである朝日新聞にとって「希望の党」が恐い
のはよく分かる。
国会の中に二大改憲勢力ができ上がるからだ。
分からんのは産経新聞であって、自衛隊明記だけの安倍政権
の「加憲案」なんかに賛成しているのはどういう了見だ?
「希望の党」の方がまともな改憲派になると、わしは思って
いる。
護憲を主張する勢力は、もう共産党や社民党と共闘できる
「護憲党」を作るしかないのかもしれない。
だが、わしの理想とする保守政党は自民党でも希望の党でも
ない。どちらも「保守」とは思ってないのである。
リベラルの正体が「サヨク」であるように、保守の正体は
「ホシュ」であると、わしは思う。
属国を抜け出す方向性を持つ政党こそが「保守」であって、
自主防衛の体制も取らず、集団的自衛権を認めた安保法制
を、それほど重大な価値だと言っている政党が、本物の
「保守」であるはずがない。
だからといって、上から目線の知識人のように、希望の党
を冷笑的に論評する態度は採りたくない。
ゲリとゲロなら、どちらも選びたくはないが、ゲリとオナラ
なら、断固オナラを選ぶべしと言っているのだ。
しょうがないではないか。
本当は民進党の中に、改憲派と護憲派の両方を抱えていて、
その矛盾をアウフヘーベンする方向性の方が、わしの考える
「保守」に近かった。
だが、そんな希望は潰えた。
護憲派サヨクから見れば、改憲派の大政翼賛会ができ上がる
という恐怖に駆られるだろう。
しかも「こころの党」は男系固執の極右に近いし、
小池氏は朝鮮人虐殺を否定する危うさも露呈している。
希望の党は極右になるのか?
辻元清美を入れておいた方が、「寛容な保守」が証明できる
と思うのだが。