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笹幸恵
2017.9.21 16:07

首相の解散権について再び

高森先生も何度かブログで言及されていますが、

首相の解散権について、読売新聞の解説ページに

「首相の解散権 議論の歴史」が掲載されていました。

 

今回の安倍政権による唐突解散も、民進党新体制のつまずき、

臨時国会でのモリカケ追及回避といった思惑が指摘されていると

述べた上で、こう記しています。

 

「日本では、内閣が国民に信を問うため、

任意に衆院を解散できると解されている。

自由解散、任意解散と呼ばれる。

ただし、憲法に明記されているわけではなく、

政治慣行、実務慣行によるものだ。

憲法7条の、天皇の国事行為は内閣の助言と承認による

という規定が、内閣は解散権を有すると解釈される

根拠になっている」

 

初の7条解散になったのは、第三次吉田茂内閣の

「抜き打ち解散」(1952年)。

野党から違憲訴訟が起こされたけれど、

最高裁は「統治行為論」によって

憲法判断をしなかったという。

「衆院解散のような政治性の高い国家統治の

基本に関する行為は、司法裁判所の権限外」

というのがその理由。

 

ふむふむ。

「国家統治の基本」について、裁判所は

違憲か合憲かを判断しないってことか。

こういうのを統治行為論というのか。

大学時代、憲法の授業を履修していたはずなのに、

何一つ記憶がよみがえってこない私には

いちいち勉強になる。

けど、そうなると三権分立はどうなるのだろう。

厳密に成り立っていると言えるのだろうか。

 

記事では、親近感を覚えるお名前も登場。

民進党の枝野幸男氏。

彼は「7条解散の是正」を主張しているという。

その他、憲法学者の木村草太氏の意見も紹介されていた。

こちらはより踏み込んだ内容。

1)解散の宣言から解散まで一定の時間を置き、

衆院で解散理由について審議を行う手続きを立法化する

2)憲法改正により解散権行使の条件を明文化する

 

1)では、慎重な解散手続きになるだけ。

要するに、「解散権を直接的に制限する」には

「憲法改正しかない」と結論づけている。

 


「真の憲法改正とは何か?

平成29年10月8日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

「第66回・ゴー宣道場」のテーマは
『真の憲法改正とは何か?』とする。

前回、井上達夫氏と枝野幸男氏を招待し、激論を交わして

いただいたが、そもそも政界においては、自衛隊は合憲で

あるという事が分かった。

 

ならば、安倍政権の自衛隊明記の加憲論の意味などない

ということになる。

安倍政権は今も違憲状態の自衛隊に、予算をつけている

ことになる。

 

やはり、真の憲法改正について、議論しておかなければ、

欺瞞と倒錯の中で北朝鮮との戦争が始まるかもしれない。

 

10月8日は議論の主軸を倉持麟太郎氏に担ってもらう。

倉持氏は全国各地の都市で、憲法の勉強会を開いている。

その実力を発揮してもらうために、今度の「ゴー宣道場」

において、まず30分の基調講演をしてもらいたい。

それをベースに議論を進めようと思う。

 

憲法改正がなぜ必要なのか?

どの条文を変える必要があるのか?

エセ保守の憲法改正のスローガンが本気ではなかったと

いうことが判明した今、我々「ゴー宣道場」が真剣に

立ち向かわねば、日本は手遅れの国になってしまう。

 

参加申し込みの締め切りは9月27日(水曜)である。

弛緩したこの日本を洗濯しなければならない。

奮って応募してくれ!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

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申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年9/27(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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