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高森明勅
2017.9.7 22:00

石破茂氏の勇気ある発言

自民党の石破茂衆議院議員が、
北朝鮮の核開発への抑止力として、
米軍の核兵器を国内に配備する是非を議論すべきだ、
という考え方を番組内で述べたようだ。

昭和42年に佐藤首相が初めて表明し、
同46年に国会決議がなされた
「非核3原則(核兵器を持たず、
作らず、持ち込ませず)」。

それを見直そう、との問題提起だ。

3原則のうち「持たず、作らず」の見直しは、
核拡散防止条約からの離脱に直接、繋がる。

そこを外して「持ち込ませず」を見直そうという話。

今の政界にあっては勇気ある発言と評価すべきだ。

安倍政権は自堕落に「非核3原則」を維持し続けるのか。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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