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トッキー
2017.8.27 06:43

よしりん辻説法感想・こうして親子のやりとりは繰り返される

もう1通『よしりん辻説法』の
感想ご紹介です!!



「辻説法」読ませていただきました。
先生のお母様については、
「いつ死んでもよかとよ」と言われたとか、
プレハブに放り込まれたとか、なかなか
自転車を買ってもらえなかったとか、
浪人を反対されたとか、読者にとっては
お馴染みのエピソードがたくさんありますが、
先生はつくづく、強烈なご両親の下に
生を授けられ、後々すべて必然だったとも
いえる育てられ方をしてきたのだと、
感じ入ります。

年老いたら自分の子供から
どう遇されるかについては、
自分が親としてどう育てたかに
よる所が大きいです。
「悩ましいとか色々あるけれど、
最終的な責任は本人にあるのよね」と、
ケアマネージャーの先輩方が
こぼしていました。
先生も、お母様の介護については、
しょっちゅう福岡に行けない自分の
代わりに奥様にお願いしていたとか、
遠くからでもできることはきちんと
していらしたと考えます。
マスゾエのような恰好つけとは大違いです。
差別かも知れませんが、男性は家事等含め
介護能力が女性に比べるとまだまだ
相対的に低いです。
よくわかってもいないのに、本人や周囲の
意向を聞かずあれこれ口や手を出して、
却って本人のためにならないことを
している男性もいます。
謙虚な姿勢で、できないことはできないと
伝え、できることをすればいい。
親に対して一片の悔いも残らない
別れ方ができる人は99%いません。
そうやって心に亡くなった人の影を
落としながら、それでも生きていくのが
人間なのだと思います。

「辻説法」の色っぽい描写については、
「3頭身よしりん」だから微笑ましく
読めましたが、「そこまで描いても
いいの?」と最初はドギマギ。
一部ネタバレですが、このコは巷できく
天然パイ○ンじゃないのかとか、
シングルマザーに逆ナンされた話まで
くると、もう笑うしかないというか、
どこまで女に不自由しない人なのか、
裏山鹿というか(/ω?)イヤン

男性にとっての女性観は、親、特に
母親の影響が大きいとのこと。
小さい頃お母様に手を振り払われた
という先生の幼少時の記憶。
お母様にとってはそれほど深刻なもの
ではなく、人前だからとか何か理由が
あってのことだったかも知れませんが、
その意図を汲み取れない子供からすれば、
後々まで脳内に残るほど強烈な出来事に
なるんですね。私も身に覚えがあって、
「あの時こうだった」と後で親に訴えたら、
「そうだっけ? 覚えていない」と
返ってきました。こうして何代も、
親子のやりとりは繰り返されていくの
かなぁ。親として私も気をつけたくても、
いつどこで何をやらかしているかが
わからないですね…。

ちなみに「辻説法」は読み終わったら、
雑誌ごとさりげなく中1の息子の
目につくところに置いています。
「辻説法」を読んでくれるか、
それともえろのほうに行くか。
どっちにしてもおもしろいなと
思うのですが(なんて母親だ)、
息子はまだどちらにも興味は
示さない様子(^-^;。
(いや、実はこっそり読んでいる?
 かも知れない…。)
これがハハの教育だったと、
後々息子は気づくのかしら。
その時どんな目でハハを見るのか、
今から楽しみなような(;^_^A

長文失礼いたしました。
(だふねさん)



どういう育てられ方をするかは
自分で選ぶことはできないし、
子育ても親との別れも、
100%満足に行くことは
決してないわけで、
誰もがどこかに
欠けたところを抱えながらも、
すべては必然と受け止めて
生きていくものなのでしょう。

それはそうと、息子さんは
まずまちがいなくこっそり
読んでいるでしょうねえ。
辻説法かえろかはわかりませんが。
トッキー

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