「大東亜論第三部
明治日本を作った男達」
明治日本を作った男達」
一番乗りの感想をご紹介します!
「大東亜論第三部 明治日本を作った男達」
読みました。
「大東亜論」は毎回SAPIOの連載で
リアルタイムで楽しんでますが、
単行本だと流れも意識しながら
読めるのでさらに楽しいです。
読みました。
「大東亜論」は毎回SAPIOの連載で
リアルタイムで楽しんでますが、
単行本だと流れも意識しながら
読めるのでさらに楽しいです。
第三部は読んでいて、どうしても
昨今の政治・社会状況とだぶらせて
しまう部分が多かったです。
植木枝盛の「猿人政府」や
当時の法律「新聞紙条例」「出版条例」
等の話を読んでいて、共謀罪適用後の
日本は治安維持法どころか、
明治の言論弾圧の時代にまで戻って
しまうのではないかと思わされました。
特別描き下ろしの「私擬憲法という挑戦」
では、20代・30代の明治の若者達が
ここまでハイレベルな私擬憲法を
作っていたという事実に衝撃を受けました。
僕は植木枝盛の政府に対する抵抗権
・革命権を認めた草案が革命的だと
思いました。ただこれを認めると
フランス革命のような動乱が頻発し、
天皇制も崩壊していたんじゃないか
という気もしました。
あとは日本国憲法だけでなく、
大日本帝国憲法も明治政府による
「押し付け」であるという説も驚きでした。
読み終えて日本人に果たして
真の自主憲法が作れるのかという、
大きな宿題を課された気がしました。
最近、頭山満や玄洋社の人々を扱った
書籍も書店で見かけるようになりました。
浦辺登著「玄洋社とは何者か」という
本では、玄洋社は右翼団体ではなく
自由民権団体だったという内容で
書かれており、
参考文献には「大東亜論」がありました。
書籍も書店で見かけるようになりました。
浦辺登著「玄洋社とは何者か」という
本では、玄洋社は右翼団体ではなく
自由民権団体だったという内容で
書かれており、
参考文献には「大東亜論」がありました。
かつて司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」
で坂本龍馬がメジャーになったように、
「大東亜論」で頭山満もメジャーな
存在になるだろうと僕は確信しています。
第四部のアジア編、早く読みたいです。
(monmonさん)
明治の人間のレベルの高さに
驚かされるとともに、
現在の日本人の劣化ぶりを
否応なく意識させられる
「大東亜論第三部 明治日本を作った男達」!
はたして「近代化」とは、民主主義を
発展させうるものなのだろうか?
発展させうるものなのだろうか?