産経新聞の産経抄が、文科省前次官・前川喜平氏の
バッシングを続けている。
役所を退いてから加計学園の問題点を指摘したからと
言うのだ。
在職中に、左遷人事を恐れず、政治家に直言すべき
だったと言っている。
それは一つの正義のありかただろう。
だが、昔と今は違う。
「内閣人事局」の設立によって、もはや「国家」のため
でなく「官邸」のために働く官僚しか生き残れなくなって
いるのだ。
これは重大な変化である。
真正面から正義・正論をぶつける者は、たちどころに
首が飛ぶ。
これでは官邸の奴隷しか残らない!
公務員は、官邸の僕でなく、公の僕であるべきだ。
現状でそれを貫くためには、前川氏の言うように
「面従腹背」しか方法論としてないだろう。
文科省の次官として、やりたいことがあれば、
「面従腹背」しかない。
それは権力が腐れているからだ!
権力が「腹心の友」のために便宜を図り、国民の財産や
税金を無駄づかいするまでに堕落しているからである!
「内閣人事局」を直ちに廃止して、公務員の主人を
「官邸」ではなく、「公」の元に戻せ!
産経抄は実に浅い!