ご譲位を受け入れるか、否か。
それは2つの天皇像の対立だった。
「国民に寄り添う」天皇か、
「国民と無縁な」天皇か。
天皇陛下ご自身は前者の天皇像を長年、
全身全霊で追求し、
皇太子殿下も秋篠宮殿下も同様。
勿論、
これは“能力主義”
国民から孤立した一握りの保守論者らの言い分だ。
でも全く見当外れ。
誰も天皇が「有能」
有能な政治家や官僚ならいくらでもいるだろう
(
それらを凌駕したり、
「能力」など、
有能な者らが十分その能力を発揮できる前提となる社会的条件を、
その皇室がこれまで長く存続してきた背景の1つは、
「有徳」
今の天皇陛下も、
努めておられる。
徳とは何か。
「
「身に付いた優れた品性」
「
などを指す。
それが皇室の伝統の大切な核心だ。
有徳と有能を混同するな。