ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2017.3.27 16:55

例外なのに先例?

森友学園問題一色の世の中、

天皇陛下の退位の問題については

すっかり忘れ去られてしまってはいないか。

 

とりあえず退位できることになったみたいだから

良かったよね。

 

そうしてすっかり関心が薄れてしまっている。

 

森友学園問題のワイドショーのニュース、

つい私も見入ってしまうのだけど、

そのたびに感じるのは、

「我が国には皇室制度があってよかった。

天皇陛下がいてくださってよかった」

ということ。

 

権力は、長く続けば続くほど、

そしてその力が絶大であればあるほど、

いずれ腐敗につながっていく。

 

安倍首相や昭恵夫人や、その取り巻きたちが

絶大なる「権力」を利用し、あるいは無意識のうちに

私物化し、水面下で「忖度」して「便宜」を図る。

挙句に「首相夫人は私人」だという答弁書まで

閣議決定するというアホらしさ。

 

でも天皇陛下は、こうした俗世から離れたところで、

つまりは腐敗しやすい「権力」から遠い位置で、

「権威」を保っている。

それがこの国のせめてもの救い・・・と思ってしまうのだ。

 

とはいえ、先日報道された国会見解でどうしても

わからないことがある。

 

皇室典範に根拠を置く特例法を制定する方向で

進んでいるんだけど、これが、

「退位は例外的措置である」と同時に、

「将来の天皇が退位する際の先例となり得る」ということ。

 

例外的措置なのに、先例となり得るって、

ちょっと日本語がおかしくないか。

 

例外なら先例はあり得ないのでは?

先例にならないから例外なのでは?

というか、そもそも例外的措置で今後も

天皇陛下の退位を決めるということ?

いくらなんでも不敬極まりない。

皇太子殿下は、即位の礼のとき、

「例外的措置である特例法の定めるところに

よって皇位を継承した」とお言葉を

発せられるのだろうか。

 

そして安定的な皇位継承のための

女性宮家の創設などの議論については

まだ始まってすらいない。

 

結局、まだ今の段階では何も決まっていないのだ。

天皇陛下のお気持ちが叶うかどうかも、

皇室の将来についても。

 

情報があふれかえって面白いキャラが出すぎて

移ろいやすい世の中ですが、

本当に大事なことは、目に見えなかったり、

世間の耳目を集めないところにこそある。

こういうときこそ人間の真価が問われます。

いえ、日本人の真価が問われます。

天皇陛下の願いは、果たして叶うのか???

次回道場、締切間近です。



「天皇の願いは叶ったか?」

平成29年4月9日(日)午後1時 から
福岡『リファレンスビル駅東ビル』 にて開催します。

「リファレンスビル駅東ビル」
(住所:福岡県福岡市博多区博多駅東1-16-14)は、
JRおよび福岡市営地下鉄
『博多駅』 の 筑紫口 より徒歩4分です。 

リファレンス会議室は博多駅周辺に3カ所あります。
九州ゴー宣道場の会場は「駅東ビル」です。
お間違えないよう、ご注意ください。


リファレンスビルのHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

いよいよ「九州ゴー宣道場」
4月9日(日曜)
13時から開催する。
テーマは『天皇の願いは叶ったか?』とする。
自民党の思惑通りに進めば、4月には特例法の法案作りに
入っている。
民進党を始めとする野党が皇室典範改正を貫けば、
別の
展開が生まれている。

さらに森友学園スキャンダルの追及次第では、
安倍政権が
吹っ飛んでいる可能性がある。
石破茂氏に皇室典範改正を託すことになるか?
政界の動きと、『天皇論 平成29年』の反響も含めて
議論する「ゴー宣道場」になるだろう。

トップページ右側の博多にわかの面のバナーからも
状況を知ることができる。

参加希望者を募集する。

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年3/29(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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