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笹幸恵
2017.3.3 09:40

キチジローがカネジローになっちゃった

今回の『ゆきりん絵文字:ハートもくれんの淑女我報』では、
映画『沈黙ーサイレンス』がテーマ。
映画を観て、原作を読んで、それぞれが
どう感じたかを女子トークしています!

もくれんさんは、最初から布教に来る司祭を
「押しつけがましい」と思いながら観ていたのだとか。
これがまず私には驚きでした。
高校時代、私は原作を読んで、司祭の苦悩に
完全に同調してしまっていましたから。
そして彼女の指摘通り、「キリストが大日に
なった時点で(布教する側の)敗北」なのでしょう。
なぜ敗北したのか。
それは日本の国柄とか、民族性とか、習性とか、
どうしても西欧とは相いれない価値観や宗教観念が
あるからで、それは漠然とした状態で感じるのですが、
ただそれを日本人として私はまだ明確に言語化することが
できません。
はっきりしているのは、こういうテーマを大学時代、
懸命に考えて言語化していれば、もうちょっと知的に
なっていたであろうということ。
そして、良くも悪くも「同じ価値観を有する国」などと
いうものは存在しないのだということ。
民主主義国家だからといって、「同じ価値観」とは
限らない!
「地球市民」などといってまとまることもあり得ない!

それはともかく、しゃべっているうちに
もくれんさんの爆笑トークが炸裂しましてね、
キチジローがカネジローになっちゃったよ!!!

自分で身返してみても笑える『淑女我報』です。
ぜひご覧ください絵文字:良くできました?OK


視聴はコチラ

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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