ゴー宣DOJO

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切通理作
2017.2.8 22:18

物書きの条件について

     昨日配信されたばかりの「小林よしのりライジングVol211」の「『SAPIO』に出てきた幼稚な逆賊」を読みました。
 http://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar1186157

 物書きの条件について考えさせられました。

 なにかのテーマで依頼された時、ライターは、ギャラに見合った仕事として、自分だけの材料を持ってこようとします。そうでないと、コピペみたいに思われる。独自な視点を、新しい材料を交えて綴らないと、力が足りない書き手だと思われる。

 

 それが、普段から扱っているテーマならいいのですが、そうでない場合、付け焼刃でやることになるので、ともすれば強引な珍解釈や、「ある筋から聞いた」などという怪しいニュースソースをねつ造することになってしまう。

 

 かといって、「今回のテーマはわかりません」などと言って辞退したら、次から仕事が来なくなるおそれがある。

 

 そんな「身すぎ世すぎ」の大変さは、僕も同業ですから理解できます。

 しかし、社会時評的なテーマというのは、公に直結するものです。ましてや天皇陛下について語る場合、国体そのものについて語ることになります。

 国体の継続に、何が必要なのか、絞り込んで考えるということを、本当に真摯に行わなければなりません。

 

 無駄に(というか有害に)センセーショナルな書き方をした方が「売れる」場合も多いから、ついそれに乗っかってしまう・・・という誘惑に足元をすくわれず、そこに目を向け続ける。

 それこそが、公の存在としての物書きの条件ではないでしょうか。

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「大御心か?権力か?」第61回ゴー宣道場

客席と共に作る熱気あふれるゴー宣道場をネット生放送!!
今回は特別に全編無料公開することになりました!!
http://live.nicovideo.jp/watch/lv287578092

【小林よしのり談】
ゲストに民進党の細野豪志議員と山尾志桜里議員を 迎え、大御心に沿う譲位を実現する方法を話し合います。
現在、民進党と共産党が譲位は「皇室典範改正」によるべき と主張しています。
王道を歩むなら党派性は関係ない!
頭山満のように、わしは人格で評価するつもりです。
民進党の党勢の復活も、「尊皇心こそが真正保守」という旗を 掲げることにあると、わしは思っています。
細野議員と山尾議員の人柄と覚悟を、「ゴー宣道場」に 参加してぜひ知ってほしい。

大御心を踏みにじり、権力を盤石にすることの危険性を、 「ゴー宣道場」で大いに議論しましょう。

お楽しみに!!

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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