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高森明勅
2017.2.3 01:00

年金の原資をトランプのご機嫌取りに献上?

日本経済新聞が仰天のニュース。

2月10日に予定されている日米首脳会談で
日本側が提案する経済
協力の中身は、わが国の公的年金の原資を
アメリカのインフラ事業に投資して、
同国での数十万人の雇用創出に
繋げる、というもの(
2月2日付朝刊)。

はあ?これはいくら何でもあり得ない話だろう。

日本の首相も一緒になって、
国民の老後を支える資金まで
投げ出して「アメリカファースト」
やってどうする。

まぁ、今までも普通にアメリカファーストでやって来ているが。

自衛隊に「一人前」の個別的自衛権もないまま、
アメリカの為に集団的自衛権を認める、本末転倒の法律を
成立させたり。

但しロイター配信のニュースでは、
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の高橋理事長は
そのような事実はない」と否定したとか
2月2日午前11時10分配信)。

それが当たり前。

だが、油断は禁物だ。

安倍政権ならそんなことも平気でやりかねない。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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