最悪の場合を織り込み済みにしなければ、本なんて
作ってはいられない。
本の発売時の予測を立てて描き始めなければ、効果を
最大にできないからだ。
「一代限りの特例法」なんて結論を政府の忠犬に過ぎない
「有識者(?)会議」が出したって、即実行できるか
どうかは分からない。
これから国会審議に移るのである。
安倍政権が天皇陛下をそもそも邪魔者としか思ってない
から、最大の侮辱を与えたいのだろう。
こうなれば陛下も戦うだろうし、わしも戦う。
『天皇論 平成29年』は最悪のケースも織り込み済みの
本である。
ある意味、陛下が政府に蔑ろにされた場合に、最大効果を
発揮するという皮肉な書かもしれない。
本当は皇室典範改正で女性宮家創設の「満額回答」が
出たら、その分、本の価値が減少する。
わしは自分の儲けより、その方が良かったのだが。
安倍政権の思惑通り、「特例法」という最悪の事態になった
場合は、さらに幻冬舎から『天皇論』の続編を出すことも
決めている。
作品を描くこと、本を作ることが、わしの「現場」なの
だから仕方がないではないか。
初めから長期的な戦いになることは想定済みだし、
「ゴー宣道場」の最大テーマが「天皇制の永続」なのだから、
現政権に期待しているわけでもない。
それこそ民進党を政権交代可能な政党に育てるくらいの
気概を持っていなければならない。