日曜日に迫ったゴー宣道場のテーマが
「天皇制と女性活躍」なので、
女性の活躍について、最後までしつこく
ブログを書きます。
門弟Mさんのコメントを紹介したところ、
今度は門弟Kさんが心の叫びをメーリングリストに
綴ってくださいました。
*********************
>労働力の問題にしたって、女性にもっと働いてもらうために
俗にいう「103万円の壁」(配偶者控除がなくなる額)を
引き上げるなどの見直しを行いましたが、
多くの女性は「そこかあ???」と思っているのではないでしょうか。
まずはできるところから、ということなのかもしれないけど、
パート女性の働く時間を増やすことが女性活躍なのか、甚だ疑問。
・・・という疑問に共感します。
ええ、私はまさに年収103万を超えないように調整している
パート主婦ですが、全く同感でした。
何故調整するのかは、TVなどの説明でわかるかと思うので省きますが、
少しでも手取り世帯収入を増やすために、ちまちま調整してます。
配偶者控除が受けられる上限を年収103万→年収150万
にしたところで、パート年収は年間47万円「しか」増えない。
(実際には税金その他が引かれるのでもっと少なくなる)
たかがこれっぽっちの年収アップでは、とても子供3人分の学費には足りません。
とどのつまり、
「女性活躍」なんていう美辞麗句の裏の本音は
「やっすい低賃金労働をしてくれる女性をもっと増やしたい!
安い時給でバンバンこき使える労働力がほしい!
女性のみなさん!安い給与で、いつでも首が切れる、
企業に都合のいい働き方で、バリバリ活躍してね♪」
ってことですよ。
*********************
投稿を読みながら、思わず「うおおお」と唸ってしまいました。
実感のこもった心の叫び、これこそ国は真正面から
真摯に受け止めてほしい。
小手先の見直しとか、もういいから。
ちなみにMさん、お子さんの教育費捻出のために
パートでせっせと働き、業務内容や勤務形態も
正社員とほとんど変わらない(と、以前投稿されていた記憶があります)。
なのに、正社員としての雇用にはならない。
そもそも、そのチャンスがない。
彼女は3人の子を産んで育てています。
子供は社会の宝なのでは?
Mさんはその宝を築き上げた人なのでは?
核家族の中で、3人も子供を育てるって、
そう簡単なことじゃないですよ?
その上、これから恐ろしい額の教育費を稼がなくてはなりません。
大学までの教育費を今すぐ無料にできないのなら、
せめて働くママに何らかの優遇策があっていい。
国が企業にインセンティブを与えるのも一つでしょう。
20年後くらいに、社員の半数が「お母さん」になったら、
世の中の男性の意識もさすがに変わるはず。
「103万円の壁」は、一つの例として取り上げたのですが、
Mさんの投稿を読んでいると、これがいかに的外れか、
よおーーくわかります。
なんかほんと、だんだん腹が立ってきますよ。
子育て中の女性の存在なんて、結局は他人事なのかもね。
国にとっても、企業にとっても。
本当は、一番大事な存在なのにね。