ゴー宣DOJO

BLOGブログ
小林よしのり
2016.12.4 02:52日々の出来事

さゆりんごの笑顔はあざとくないよ


「淑女我報」を見たが、あいかわらず女同士の歯に衣着せない

会話が楽しかった。

だがね、あえてアイドルDDファンのわしが偏った視点も

加味して言うが、「さゆりんご軍団」の松村沙友理の笑顔を

「あざとい」と言うのは違うと思う。

 

さゆりんごは自然に良く笑う子だし、あのくしゃっとした

笑顔は作ろうとしてできるものではない。

踊りながら「白米様」を歌う表現として、笑顔を見せるのは

当たり前のことで、そもそもアイドルにその笑顔やめろと

言ったらアイドル自体が成立しない。

 

セレブの自己承認欲求によるカメラ目線は確かに嘲笑できる。

おばさんだけに、まだ自己承認欲求かと蔑みたくもなるだろう。

 

だが若い娘の笑顔はやっぱり可愛いのです。

「男は度胸、女は愛嬌」とは昔の男尊女卑の言葉かもしれないが、

真理は突いている。

笑顔が可愛い女性はいくらでもいる。

男の笑顔なんて寅さん以外、可愛いと思ったことはいっぺんも

ないし、男は笑わない高倉健を渋いと思ってしまうだろう。

だが、女の笑顔には癒される。

 

わしが秘書にみなぼんを雇ったのは、よく笑う子だからである。

よく笑う子の前では、わしはよくギャグが出る。

笑わせようとノリノリになって、ギャグが連発する。

するとその中から、このギャグは仕事で使えるなと思うネタも

出てくるから、作品にも活かせるのだ。

 

わしが泉美さんとニコ生をやってて楽だと思うのも、泉美さん

がよく笑う人で、ギャグに貪欲な人だからである。

 

若い娘が男に媚びるために、たとえわざと笑顔を作っているに

しても、男は自分に危害が及ばない限り、騙されてやるのが

粋というものだ。

媚びてくる女の笑顔に騙されねえぜと突っぱねるのは無粋と

いうものだ。

 

自称保守派の男どもを見よ。

根本的に欠けているのはユーモア精神だろう。

アイドルに萌えそうなおっさんはいないだろう。

わしがAKBに嵌って「堕落した」としか思ってないはずだ。

 

しかし昨夜、ニコ生の番組に出たのだが、夏江紘実という

Fカップのグラビア・アイドルの明るさには感心した。

「ともだちんこ」などの茶魔語を自分でポーズ付けて

はつらつと叫ぶし、えくぼの出る笑顔がすごく可愛かった。

成城大学出身だから基本的には御嬢様なのかもしれないが、

サービス精神が旺盛なのだろう。

 

男は「自分に危害を加えない」女の愛嬌は大好きだ。

チャーミングという表現があるが、それが嫌いな男って

いないだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ