ゴー宣DOJO

BLOGブログ
笹幸恵
2016.11.24 02:57

Compassionと女性

次回道場のゲスト・三浦瑠璃さんの

『日本に絶望している人のための政治入門』を

拝読しました。

 

「政治入門」どころか、素人からすると

ハイレベルな政治分析のように思えます。

またご自身のブログが元になっているからか、

意図がつかみにくい部分もありました。

私の読解力の無さゆえかもしれないけど・・・。

 

ただ、本書の中でしばしば出てくる

compassion」には共感します。

哀れみや思いやり、同情などと訳されるそうですが、

彼女によるとちょっとニュアンスが違うとのこと。

「他者の立場にたって感じること」だけれど、

「寄り添って同情するだけではなく」、

「もう少し大きな全体最適に向けて考える」という

意味合いがあるのだそうです。

新しい概念ではないけれど、実践するのは難しい。

 

言いたいこと、何となくわかるな。

 

その上で、弱い立場の人々に目を向けようとしています。

またそれが政治の役割でもある、と。

 

あとは政治家の女性蔑視発言なども取り上げているのだけど、

これには激しく同意。

「産む機械」だとか「若い女を東京に出すな」とか、

ここに出すだけでも腹立たしい政治家の言動を

スマートにばっさり斬っています。

 

「女性がどこに住み、子供を生むかどうかという

これ以上ないパーソナルな判断を誰かがコントロール

しようとしているという感覚はなんとも寒々しい」

 

非常に抑制されている言葉だけれど、三浦さん自身も

キャリアを積み上げていく中で、相当の苦労や悔しい思いを

されているのではないかなあ。

 

compassion」と「女性」。

これは今の皇室問題に通じる視点だと思います。

三浦さんのお考えを聞くのが楽しみです!

 

有識者会議の的外れなコメントは

もう見るのも聴くのもウンザリだという方、

次回道場にぜひご参加を絵文字:急ぎ

高森先生の皇室典範改正案に続き、

こちらははるかに本質的かつ有意義な

議論が行われること間違いなし!

締切まであと6日絵文字:重要


「天皇制と女性の活躍」

平成28年12月11日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

次回1211日(日曜)の「第60回ゴー宣道場」のテーマは、

『天皇制と女性の活躍』とします。

 

安倍政権はアベノミクスの重要な柱として「女性活躍社会」

掲げていますが、一方で「天皇は男系男子でなければならない」

と主張しています。

天皇は国の象徴ですから、「国の象徴は男系男子しかならぬ」
いうのは、「女性活躍社会」という目標からは、あまりにも遠い。

そもそも論理のつじつまが合わない。

かつて810代の女性天皇があったにも関わらず、なんと

「男系女子の愛子さま」を皇太子殿下にすることすら反対して

いるのですから、恐るべき男尊女卑です。

 

時代が大きく変化していく中で、今後、天皇制や女性の活躍は

どうあるべきか、12月は国際情勢にも通じておられる論客、

三浦瑠麗さんをお呼びして、議論をしたいと思います。

 

三浦瑠麗といえば、あの「朝ナマ」の「上から目線」の態度が、

反発を招く向きもあったのですが、その必殺技が竹田恒泰に

対しては効果抜群だったので、わしの読者の評価が逆転して

しまいました。

 

「ゴー宣道場」の門弟女性の中には、男性優位、女性蔑視の

日本社会に激しく憤りを感じている女性も多いようです。

時代に取り残された劣化保守の男どもに屈従する「名誉男性」

としての女性は「ゴー宣道場」にはいません。

だからと言って、フェミニズムで性差を消滅させるような妄想

に捉われた女性もいません。

 

自らをリベラルと規定するインテリ三浦瑠麗さんを前にして、

参加する女性の皆さんはどんな反応を示すのか?

普段、門弟女性の生活のリアリティーの前に影が薄い男性陣が、

さらにコンプレックスを募らせてしまわないか、わしとしては

心配だが、面白そうな予感もします。

 

応募締め切りは1130日(水曜)です。

『天皇制と女性の活躍』をテーマに、大いに議論

しましょう。

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成28年11/30(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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