秋本治氏の40周年パーティーに行ってきた。
「こち亀」が終わって休みもせずに4本も新しい漫画を描く
らしい。
あきれたバイタリティーだ。
江口寿史やコンタロウが来ていて、もう30年以上会って
なかったから懐かしかった。
永井豪先生はあまり変わってない。
レジェンドの、ちばてつや、さいとうたかを、藤子A大先生方が
みんな頭が白くなって、円陣を囲んでいた。
その中に「釣りバカ日誌」の北見けんいち先生がいて、
わしにここに座ってと促してくれるんだが、あんな大権威の
テーブルに座れるわけないじゃん。
しかし北見先生は優しい人で感激した。
「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦氏がやたら恐縮して、
秋本くんとわしの前に挨拶しに来た。
中学生の頃、我々の漫画を読んでいたらしい。
もっと若い漫画家もいたのだろうが、顔が全く分からない。
ときわ荘の頃の第一世代がいて、それがもう大長老。
次の世代に永井豪あたりがいて、
第三世代が秋本治やわしやコンタロウや江口寿史なの
だろうか?ギャグ漫画の全盛期だ。
第四世代に荒木飛呂彦がいて、その下はもう知らない世代だ。
漫画家の老け具合を見るのが面白かった。
しかし漫画も最近はスマホに食われて勢いがなくなってきた。
レジェンドが没すれば、漫画そのものが終わってしまう
恐れもあるのではないかと最近思う。
歌謡曲が隆盛を終えたように、漫画も衰退する可能性はある。
わしも描かねばならぬ。大いに描かねばならぬ。