最近、朝日新聞にエマニュエル・トッドがしばしば出て
くるのは良いことだ。
トッド氏は「私はトランプ支持者ではない」と言いながら、
「だが、クリントン氏はじんましんがが出るほど嫌いだ」
と言う。
わしと感覚が似ている。
クリントンを「帝国主義的で新自由主義的なリーダーだ」
と言う。
わしはこれに「親中派で信用ならない」と付け加えたい。
「グローバル化の神話は終わり、国家回帰に拍車がかかる
だろう」という予測も、わしと同じだ。
わしはEUはバベルの塔だとずっと言ってきたが、
神をも恐れぬ不可能に挑戦して失敗し、どうせバラバラの
言語に拡散してしまうはずなのである。
トッド氏は言う。
「日本には一つしか問題がないと思う。人口問題だ。
女性が仕事をして子供を産む条件の、バランスが取れて
いない」
まったくわしと同じ見解だ。
日本と世界の未来を考えたときに、国の象徴である天皇を
女性にすることは、国益・公益にかなうのである。
そして伝統にもいっさい反していないと断言しておく。