民進党の野田佳彦幹事長は、国会で、「一代限りの特措法
だけでいいのか、皇室典範改正を検討すべきだ」と堂々と
述べた。
野田氏はなかなかの尊皇心の持ち主である。
野田氏は自民党の「憲法草案」(立憲主義の否定草案)を
撤回せよと迫っているが、これは正しい。
改憲は必要だが、国家が国民を縛る憲法では話にならない。
野田氏は、TPPにも疑問を投げかけていて、方向性が
なかなかいいのだ。
野田氏は実直すぎるがゆえに、解散してしまい、自民党に
政権を譲ってしまった。
だが、それを言うなら、おなか壊して首相の座を辞任した
安倍晋三はもっと酷かった。
その安倍晋三がもう誰にも見向きもされなかったときに、
対談を申し込んで『希望の国・日本』という単行本でトリ
に持ってきて、真っ先に再起を促したのはわしである。
だが、政権を取った安倍晋三は、真っ先に女性宮家創設の
法案を潰し、権力の亡者となって、なんと天皇陛下を邪魔者
あつかいにして、宮内庁に手下を送り込み、陛下を管理
しようとまでしている。
自民党のクソ議員どもは、安倍晋三の所信表明演説の最中、
立ち上がって拍手するという暴挙に出たが、その心の声が
わしには明瞭に聞こえた。
「ハイル・シンゾー!」「ハイル・シンゾー!」
「ハイル・シンゾー!」「ハイル・シンゾー!」
「なにしろ安倍晋三ならば、我々の議席を保障してくれる。」
「選挙に絶対勝つ。冷や飯食わずに済む。野党を恐れずに済む。」
「ハイル・シンゾー!」「ハイル・シンゾー!」
「ハイル・シンゾー!」「ハイル・シンゾー!」
奴らはそう声に出して叫びたかったのだ。
自民党議員にとって、天皇は安倍晋三である。
自民党議員にとって、天皇陛下は暴走する危険人物なのだ。
こんな逆臣どもの権力の暴走こそを警戒するのが、国民の
責務であろう。
蓮舫は頼りないが、野田佳彦には注目していいと、わしは
思っている。
政策的には、わしに近くなる可能性があるからだ。