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小林よしのり
2016.9.12 00:13メディア

朝日新聞が最近どうも変だ


朝日新聞が最近どうも変だ。

911日の紙面で、「生前退位 男系維持派は」と題して、

八木秀次と桜井よしこの意見を載せている。

これはどういう意図があるのだろう?

 

朝日新聞はどうせ「女系公認派が多数だ」と常識にしていて、

「男系維持派」を異端と見なし、さらし者にしようという

意図なのだろうか?

 

しかし、「女系公認派」である高森明勅や小林よしのりの

意見を載せたわけではなく、朝日新聞自体が「女系公認」を

社説で主張したわけでもない。

 

東京新聞は社説で「一系なら男女の差別はない」として、

「女系公認」を明確にした。

だが、朝日新聞はそれをやっていないのに、「男系維持派」の

意見だけを載せて、大丈夫なのだろうか?

 

はっきり言って、慰安婦問題では朝日新聞は決定的に信用を

損なった。

だが、産経新聞や読売新聞は、皇統問題では決定的に間違いを

冒している。

ここで勇気を持って、「女系公認」の立場を鮮明にしておけば、

産経・読売に意趣返しができるのに、なぜそうしないのか?

 

記者の質が相当劣化しているのだろうか?

新聞の信用を取り戻す絶好のチャンスなのに、「男系維持派」

の意見だけを載せるなんて何をしているのだろうか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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