ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.9.8 04:38日々の出来事

聴覚障害者の手話通訳福祉センターについて


「ゴー宣道場」に大阪に次いで聴覚障害者が1名参加

するので、手話通訳を雇うことにした。

わしは、障害者は健常者に堂々と甘えていいと思っている。

それを引き受ける余裕(カネとか)があれば、

助太刀するだけのことだ。

 

というわけで東京都のいくつかの福祉センターに電話をした。

どういうわけだか、世田谷区の福祉センターには断られた。

チラシがないかと言うので、チラシはないからHPを見て

くれと言っておいたら、後日、断わってきた。

 

品川区立心身障害者福祉会館では気持ちよく応じてくれた。

3名の手話通訳者を派遣してくれることになった。

 

実際に手話通訳で福祉センターと交渉してみると、いろんな

所があるもので、大阪の某センターでは、画面に映すなら

一時間60万円、3時間超になったら、4時間計算で

240万円と言われて、支払い不可能だから映さないことに

した。

 

今回依頼した品川区の福祉会館では、手話通訳を映すなら、

「ゴー宣道場」が終わったあと、別撮りで正確な手話通訳を

再度やりましょうかと、すごく親切なのだ。

しかし、「ゴー宣道場」終了後は、「語らいタイム」の収録

もあるし、3時間の手話通訳のやり直しなんて不可能だと

思い、遠慮した。

 

通訳派遣の福祉施設にも、料金を高く吹っ掛ける所や、

なぜだか断わって来る所や、親切な所など、色々ある。

わしは手話通訳の出来る人は貴重な人材なので、機会が

あれば、その能力が収入に繋がるように依頼したい。

問題は福祉センターで、その品質にはピンからキリまで

あるようだ。

今回の福祉会館は良質である。

 

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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