「SAPIO」『大東亜論』「自由民権篇」が年内で終わる。
民主主義の本質を、古代都市国家アテナイや、フランス革命
のナショナリズムから説き明かしたのが、今年上梓した
『民主主義という病い』(幻冬舎)であり、
日本の民主主義の黎明期を描いたのが『大東亜論』の
「自由民権篇」である。
民主主義に関しては、この二冊を読んでおけばOKだ。
西洋流の民主主義と、日本流の民主主義は全然違うのである。
来年から『大東亜論』は、玄洋社がアジアに出ていくが、
国内では民権から国権への動きもあり、ここから戦後に
リベラルを基準にすれば「悪」の偏見を持たれる時代に
突入していく。
『大東亜論』も、もっと勉強せねばならないのだが、
他にも描かねばならぬ作品があり、一か月くらい
読書休暇が欲しいくらいだ。
だが、一作家であるが、従業員を食わせるタコ社長でもある
から、一日たりとも休んじゃいられない。