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小林よしのり
2016.9.2 04:56お知らせ

砂澤陣「北海道が危ない!」を読め


天才彫刻家・砂澤ビッキの息子であり、アイヌ系日本人の

砂澤陣が本を出したのを知っているか?

『北海道が危ない!』(育鵬社)である。

 

砂澤陣は「個人」でアイヌ利権と戦っている。

わしがアイヌ問題を取り上げたら、運動家どもが狂ったように

バッシングしてくる。

わしはアイヌの血が入ってないので、真実を言うと、差別者に

されてしまう。

わしはもううんざりしてしまった。

 

だが砂澤陣はアイヌ系であり、当事者である。

差別者にでっち上げるのは無理である。

だから運動団体や運動家は困るだろうし、恐いだろう。

砂澤陣だって、どれほどの中傷・罵詈雑言に晒されたか想像が

つく。

 

だが砂澤陣はくじけない。

このような男を見るとき、逆に「アイヌ系日本人」への敬意が

芽生えてしまうのだから面白い。

弱者のふりして利権に依存するのではなく、砂澤陣は「個人」

で「集団」に立ち向かっていく。

 

メディアも砂澤陣を無視し続けるのだろうか?

しかし恐ろしいものだ。

メディアはどうしても抗議団体に弱くて、「個人」を封殺する。

彼の孤独な戦いを応援しよう!

 北海道が危ない!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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