新聞をあれこれ読んでいたら、障害者団体は19名の犠牲者の
実名を公表しないことを「差別ではないか」と憤りを覚えて
いるらしい。
やっぱりそうなのか。
実名公表を拒んだのは、神奈川県警らしく、「遺族からの強い
要望もあり、そのような判断をした」と言う。
やはり遺族が障害者の個人としての尊厳を認めていないと
いう事実があるのかもしれない。
もちろん世間の差別や偏見に晒された結果、そのような心情
になったのかもしれず、迂闊に遺族への批判に結びつけては
ならない。
だからメディアも「触らぬ神に祟りなし」という態度になる。
難しい問題だ。