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小林よしのり
2016.7.28 00:24政治

都知事選の醜い口撃


都知事選の醜さが加速してきた。

小池百合子を推薦しなかった息子・伸晃を応援するために、

親バカの石原慎太郎が登場して、「大年増の厚化粧の女に

任せるわけにはいかない」と女性差別発言をぶちかました。

単なる誹謗中傷で、都政には関係ない。

小池氏に女性の同情票が増えるだけで、増田寛也はその分、

女性票を減らすだろう。

 

鳥越俊太郎はかつて小池氏が「核武装も選択肢として必要だ」

と言ったと非難している。

これも都政には全然関係ない。

小池が都知事になったら核武装をやれるわけではない。

逆に鳥越は東京の「非核都市宣言」をするというが、まさに

偽善者だ。

米国の「核の傘」に守られていながら、「非核都市宣言」

なんて欺瞞もはなはだしい。

いまだに空想平和主義の腐れ左翼なんかを都知事にしては

いけない。

 

しかも、よっぽど苦しいのか、鳥越陣営は宇都宮健児を

応援演説に駆り出そうとしている。

だったら最初から宇都宮を候補にしておけば良かったのだ。

鳥越は人選ミスだったと認めたようなものじゃないか。

宇都宮がここでまた組織の論理に負けて、女性淫行疑惑の

候補を応援したら、宇都宮の清廉なイメージに傷がつく。

やめた方がいい。

 

都知事選は一見盛り上がっているが、興味の対象は政策では

ない。下世話な泥沼化が面白いのだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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