関西版「ゴー宣道場」の応募者の中に、次のような人がいる。
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はじめまして。
私は、18歳の頃に小林先生の「戦争論2」に出会い、
約14年間、ゴーマニズム宣言を手本に生きてきた者です。
一昨年、私の地元の奈良で催された、「第34回全国豊かな
海づくり大会」に、天皇皇后両陛下がご臨席くださることが
わかり、ゴーマニズム宣言を通じて得た皇室への敬愛から、
両陛下が車で会場へ向かわれる道中のお見送りに出向きました。
私は沿道で日章旗を持ち、母と母の友人らと共に両陛下を
お見送りしたのですが、両陛下は沿道に人を見かける度に
車の速度を落としてくださり、非常に寒い時期にも関わらず
窓を開けてじっくりと手を降ってくださいました。
全員が声を上げて感激し、私も落涙して、天皇陛下が好きで
好きでたまらないという「恋闕の情」を初めて実感しました。
また来年から私は知的障害者の方への支援施設で働くことが
決まり、改めて、天皇論で拝読した、日本身体障害者団体
連合会会長の小川榮一氏による、「ハンディがあっても
国民のひとりとして尊重してくださり、(中略)、皇室こそが
日本の素晴らしい国柄を代表していると思っております。」
と述べられた、皇室への感謝のお言葉が頭をよぎりました。
以上の経験を鑑みて、この度の歴史的な機会にゴー宣道場に
参加致したく思いました。
当日は、「俗なるタブー」に束縛されない、闊達な議論を
期待したく思います。
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「恋闕の情」と言うと「天皇陛下を恋い慕う右翼の強烈な
心情」のように思われるかもしれないが、天皇さまを見て、
思わず落涙するような感情が沸き起こるなら、それも十分
「恋闕の情」と言っても良いだろう。
男系絶対固執のエセ尊皇派は、残念ながら天皇陛下に対して
このような感情を持たない。
男系という血脈にしか感情移入をしないから、明治天皇だろうが、
大正天皇だろうが、昭和天皇だろうが、今上陛下だろうが、
個人には誰にも「恋闕の情」など沸き起こることがないのだ。
ただ可視化されないY染色体のみを尊崇する、それが男系派の
異様さである。もはやカルト宗教だろう。
それがカルト宗教である証拠には、彼らの言う「旧宮家系」の
男系男子という者がいないという現実だけで充分である。
彼らはいない者を皇族にせよと主張する。
しかも3人以上だ。
本気ならば、見つけてくるだろう。
その気もないのだから、いない者がいるはすだと妄信している
だけであり、完全なカルト宗教である。
そういう連中が、またしても天皇陛下の「生前退位」を妨害
しようとしている。
関西版「ゴー宣道場」は重要である。
これほど重要な回を、ユーモアまで交えてやるというのは、
とてつもなくハードルが高い。
だがやらねばならない。
会場全体も、熱気で我々を応援してほしい。
応募締め切りは水曜日、あと2日だ。