ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.7.10 14:53ゴー宣道場

「ゴー宣道場」を終えて


今日は睡眠不足だったのでくたびれた。

「ゴー宣道場」はゲスト3人となって、各人が役割りを

果たしてくれて良かったと思う。

 

ただし、ゲスト3人が「ナショナリズム=民主主義」の

公式を納得しているのかどうかは不明。

グローバリズムはナショナリズムとは対立概念だが、

当然、民主主義が著しく後退することになる。

 

今考えると、民主主義=資本主義なら、EU域内では、

新自由主義(資本主義)だが、ドイツの緊縮財政を

他の諸国も強いられているから、民主主義は制限されて

いる。

 

例えばギリシャは国家が財政出動して失業者を減らす

という政策を取れないのだ。

通貨を切り下げて輸出を増やすという政策も取れない。

主権を奪われているのだから、民主主義は機能しない

のである。

 

EUやグローバリズムという新自由主義(資本主義)の

下では、民主主義は後退していくのだ。

だからナショナリズム(民主主義)の復活を求めて、

EUの右派や左派勢力が伸長してくる。

 

それを進歩的知識人は「極右」「極左」と表現するが、
偏向だろう。

いずれ彼らが政権を取るようになって、EUは瓦解、

国民国家に戻っていくだろう。

グローバリズムの終焉、ナショナリズムの復権である。

したがって資本主義=民主主義とは言えない。

 

東浩紀、青木理、津田大介各氏は、わしとは考えが
微妙に違うし、彼らはいわゆるリベラルだろうが、

権力に飼いならされた羊ではない。

そこがわしは気に入っている。

権力に飼いならされた羊、権力の提灯持ちは、わしが

生理的に嫌いな連中である。

そこにおいて、彼らとは今後も連帯していけると思う。

 

津田大介氏って、パソコン持ってなかったら好印象

だと泉美木蘭さんが言っていた。

確かにパソコンを持っていないと、人柄の良さが

伝わるね。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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