以前、ライジングコメント欄で、「高度経済成長の頃は
将来不安ってなかったのか?」という質問があった。
答えから言うと、「なかった」のだ。
会社は終身雇用だし、給料は毎年上がっていたし、金利も
上がり続けていたから、ローンを組んで一軒家を買って、
家族を養って・・と将来のプランを組んでいればよかった。
将来不安なんかあるはずがない。
植木等は「サラリーマンはー、気楽な稼業ときたもんだ?」
と「スーダラ節」を歌って、大ヒットさせていたくらいだ。
子供のころは、この歌の無責任っぷりが大好きだった。
しかし、今の若者は「将来不安」があるのが当たり前だ
と思っていて、話が通じなくなっている。
ある意味、戦前の歴史なんか議論してる場合ではない。
戦後の歴史すら世代によって分断され、歴史喪失の事態が
到来している。
何とかしなければならない。
ノスタルジーではなく、何とかしなければならない。