今朝、気づいたのだが、『ゴーマニズム戦歴』のゲラの
戻しが明日じゃないか!
びっくりした――――!
さきほど全部読んで、実に面白かった。
岡田氏、見事だと褒めておく。
担当氏も漫画をよく選んでいる。
ページ数を削るとしたら漫画しかない。
どれを落とすかが大問題だ。
基本的に担当氏が選んだ作品はOKだと思う。
今日中に修正を終えねばならないので、岸端、時浦の
チェックが明日になるかもしれない。
しかしわしは忘れっぽいので、漫画部分を読むと、
的中に次ぐ的中、わしの言った通りになっているんだなと
感心する。今見ても全然古くない。
わしが忘れていたことで、「つくる会」から脱会することに
なったシンポジウムの様子が描かれているが、やっぱり
ヤジを飛ばした奴は一人じゃない。
その様子をちゃんと自分で描いていた。
それから田中英道という奴は酷い人間だね。
シンポの最中に、わしが『ゴー宣』で伊勢神宮について描いた
ことを「直情径行」だと非難しているのだ。
思い出して驚いた。
最近は「ブラタモリ」でも伊勢神宮を紹介していた。
式年遷宮あたりから伊勢神宮が当たり前に語られるように
なってしまったが、以前は伊勢神宮を紹介すると「直情径行」
と罵られていたのである。
この田中の批判に同調して、わしを嗤っていたのが当時の
「つくる会」の観客だったのだから、いかに保守を自称する
奴らがインチキの塊なのかが分かる。
そのシンポのあとの西尾幹二の言葉も描いているが、
そのデタラメさも怒りと共に思い出した。
この新書は重要な歴史の証言となる。
読んでて過去のことが次々思い出され、まったく興奮した。
7月8日発売だ。これは凄い!