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笹幸恵
2016.5.18 07:53

ミエテル・ヲ・ミチャッテル様へ

私の友人で、すこぶる料理上手の女性がいます。

ときどき押しかけてはホームパーティを実施。

(すべて彼女の手料理で)

そして自分でもできそうなレシピについて

教えを乞います。

 

こないだはカツオのたたきにローストビーフ。

これは素材が高すぎて、手間もかかりそうなのでパス。

「えーーー簡単だよーーー」

 

料理上手の女の「簡単」ほどアテにならないものはないです。

 

以前、それを真に受けてニンジンとアスパラの牛肉巻き

チャレンジしてみたけど失敗しました。

ニンジンが太すぎて、巻き切れなかった。

いや、牛肉をケチりすぎたと言うべきか。

焼いているうちにボロボロ崩れてきて、

ただの肉野菜炒めになってしまった。

しかも調味料(しょうゆ、みりん、酒など)が

途中からなぜか分離してしまった。

理由はいまだにわかりません。

どなたか原因がわかる方がいたら教えてください!!!

 

でも一つだけ、彼女の言う「簡単」には真実がありました。
とにかく何かにつけ雑な私でも失敗しない一品!

それは「自家製鶏ハム」絵文字:良くできました?OK

それまで鶏ムネ肉をあまり使ったことがなかったのだけど、

安いときに買って作っておけば、ちょっとした一品になるので

大助かりデス。

 

以下、レシピと手順

・鶏ムネ肉1枚

・袋に入ったダシ(友人談:茅乃舎がおススメ!)

・塩、砂糖 各大さじ1

 

1 鶏ムネ肉の脂身を取ってボールに入れ、

ダシ、塩、砂糖を振りかける

2 冷蔵庫で1昼夜おく(水分が出てきます)

3 肉を水洗いして、鍋に入れる

4 肉がかぶるくらいの水を鍋に入れ、火にかける(中火くらい)

5 沸騰してきたら1分ほど茹でて、火をとめる

(あとは余熱で中まで火が通ります)

6 冷めたらスライスして出来上がり

 

これは簡単だった!

昨日も作ってしまいました。

日持ちもします。

 

 

友人はこれに、かいわれとマヨネーズを添えて

出してくれました。

茹で汁も美味しいので、私は少し味を足して

スープにしています。

 

ミエテル・ヲ・ミチャッテル様(←このネーミング最高!!!)

ぜひ作ってみてくださーい絵文字:ハート

あれ。別にレシピを教えてくれとは言われてなかったかな。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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