本日の憲法記念日、
憲法改正に関する世論調査結果を
朝日、毎日、日経が紙面に発表、
NHKが放送しました。
以下にその結果をまとめておきます。
朝日新聞
(郵送による調査)
憲法について
「変える必要はない」55%(昨年48%)
「変える必要がある」37%(昨年43%)
※2014年から「必要はない」が「必要がある」を
上回っており、その差は今回さらに開いた。
憲法9条について
「変えない方がよい」68%(昨年63%)
「変える方がよい」27%(昨年29%)
毎日新聞
(コンピューターで無作為に
数字を組み合わせて作った電話番号に、
調査員が電話をかけるRDS法で調査)
「憲法を改正すべきだと思うか」
「思う」「思わない」がともに42%
憲法9条について
「改正すべきだと思わない」52%
「改正すべきだと思う」27%
日本経済新聞社・テレビ東京
(コンピューターで無作為に
数字を組み合わせて作った電話番号に、
自動的に電話をかけるRDD法で調査)
憲法について
「現在のままでよい」50%
「改正すべきだ」は40%
※同じ質問で調査している2004年以降、
「現在のままでよい」が
初めて5割に達した。
NHK
(RDD法で調査)
憲法について
「改正する必要があると思う」27%、
「改正する必要はないと思う」31%、
「どちらともいえない」38%
※平成19年以降合計5回、同じ質問を行っているが、
憲法を「改正する必要はない」と答えた人の割合は、
今回、最も多くなった。
「憲法9条」について
「改正する必要があると思う」22%、
「改正する必要はないと思う」40%、
「どちらともいえない」が33%
※3年前の同じ時期に行った調査では、
憲法9条について改正が「必要」という人と
「必要はない」という人の割合はほぼ
同じ程度だったが、2年前からは、
「必要はない」という回答が
「必要」という回答を上回っている。
今日のよしりん先生のブログにあるとおり、
改憲派が完敗しています。
第一次安倍政権時の07年のNHK世論調査では、
「改正する必要があると思う」が41%で、
「改正する必要はないと思う」の24%を大きく上回り、
第二次安倍政権が本格始動した13年調査でも、
"必要"42%に対し"必要ない"がわずか16%だったのに、
今年の調査でついにこれが逆転してしまったのです。
その原因が、よしりん先生の指摘通り、
安倍政権がありとあらゆるデタラメをやってきた結果、
国民の「信頼」を失ってしまったから
であることは、もう議論の余地がありません。
ところで、今日の読売と産経には、
憲法改正に関する世論調査結果が
なぜ載らなかったんですかねー?