ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.4.7 03:10日々の出来事

「ゴーマニズム戦歴」製作始動


昨日からベストセラーズの新書の仕事を始めた。

ライターは「わしズム」のときから信頼する岡田氏に頼んで、

万全の態勢で作ることにしている。

この新書の内容は明かしておこう。

『ゴーマニズム戦歴』だ。

 

「ゴーマニズム宣言」の歴史も24年に及んでいるので、

途中から読み始めた人にとっては、一冊一冊が、なぜそれを

描いたのか、その時代の背景はどうだったのか、それを発表した

ことで何が起こり、社会がどう変わったのか、全然分からなく

なっている。

『戦争論』を読んでネトウヨになったのは、『差別論』『脱正義論』

を読んでないからだろう。

 

それこそ初期『ゴー宣』で、無条件の「個の確立」を信じていた

時代から、「公」を言い出す時代までの背景が分からないのでは、

誤解を受けるのも仕方がない。

 

現在20代前後の若者は『ゴー宣』が始まったとき、

まだ生まれてない。

それでも現在、10代の読者が参入してきている。

『ゴーマニズム宣言』の戦歴を全部説明した方がいい。

 

重要なターニングポイントでは、カットも使用していいし、

作品そのものをいくらでも収容して構わない。

分厚い新書になっても構わないので、わしの思想の何が変わって、

何が変わらなかったのか、全部説き明かしたいと思う。

 

これから毎週、膨大な単行本を前に、語っていくが、

この新書は本気なので、期待してくれ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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