ゴー宣DOJO

BLOGブログ
笹幸恵
2016.2.1 15:58

空疎な言葉

スピーチというのは、ちょっと大げさに、

言い回しをかなりドラマチックに、

情感はたっぷりめで、

「間」をスパイスとして入れる。

こんな感じだと相手に響きやすいのではないかと思います。

 

安倍首相は相当にスピーチの練習をしているのでしょう。

また優秀なスピーチライターがついているものと思います。

これはこれで、とても良いことではないでしょうか。
一国の首相がしどろもどろでは困りますから。

 

でも時折、国会答弁などで、具体性に欠けるな、

と思うときがあります。

 

たとえば「しっかり」の連呼。

しっかりと考えていく。

しっかりと議論していく。

しっかりと見据えていく。

具体的でなく、何も語っていない言葉だから、
かえって不安になります。

 

あるいは「確信している」という言葉。

「私は○○と確信しています」

・・・どこにその根拠があるんスか!?

と、ついツッコミたくなってしまいます。

 

新聞の見出しになりやすい言葉も

スピーチライターはよーく考えているのでしょう。

 

今年の年頭所感では、

「挑戦、挑戦、そして、挑戦あるのみ」

と、挑戦という言葉を連呼しました。

新聞では「挑戦する一年」との見出しが躍りました。

 

あまりにも大衆の心をわしづかみにし過ぎる。

そこはかとなく胡散臭さを感じてしまうのは

私だけでしょうか。

 

そしてこのたびの日韓合意では

「不可逆的」という言葉がしきりに使われました。

ちょっと目新しい感じで、印象深くて、いい感じ。

 

あまりにも新聞記者の心をわしづかみにし過ぎる。
そこはかとなく胡散臭さを感じてしまうのは

私だけでしょうか。

しかも不可逆 “的” って、なんだろう。
予測?
可能性?
希望的観測?
言い逃れのための保険?

日韓基本条約はどこに行ってしまったのだろう。
あれは可逆的だったということだろうか。

「不可逆的」などと強調したから、
私は余計に、そこに欺瞞を感じてしまう。
憲法九条の条文と同じで、言葉だけが空疎に
響いているような気がしてなりません。


 「慰安婦〈合意〉は正しかったのか?」

平成28年2月14日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

新年初、214日(日曜)開催の「ゴー宣道場」、
テーマを発表する。


「慰安婦〈合意〉は正しかったのか?」

昨年末の安倍政権による慰安婦「合意」は、
朝日新聞は大喜び、
共産党まで歓迎する、
産経新聞は押し黙るという、自虐史観
逆転勝利の
様相をこの国に出現させた。

なにしろ安倍首相なら自虐史観に逆戻りしてもいい
という
右派の堕落が始まっている。

さらに酷いのはマスコミで、慰安婦「合意」に関しては
議論すら
しない方がいいというタブーを作って、
権力擁護に努める
体たらくだ。

朝ナマでも慰安婦問題を避けて、アベノミクスを
礼賛するという
安倍政権に都合のいい討論が行われた。

マスコミがタブーにするなら「ゴー宣道場」が
ぶち破らねばならない。


なんとゲストに
藤岡信勝氏を迎えて、大討論を行う!


祖父に対する侮辱をいかに晴らし、韓国との和解を
いかに成す
べきか?

この難問を解く方法論まで射程に入れた議論になるだろう。


参加応募締め切りまであと
1か月だ。

沈黙の空気を壊せ! タブーを壊せ!
議論を封じる同調圧力こそは、民主主義の敵だ!!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成28年2/3(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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