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笹幸恵
2016.1.3 07:03

数の子を煮るとこうなります

実家では、いつも数の子を枝豆と一緒に
煮びたし(?)のようにしていただきます。
私もそれを作ろうとまず出汁をとり、
酒だのみりんだのをぶっ込んで
塩抜きした数の子と枝豆を投入。
これに火をかけてぐつぐつ煮ると・・・。

数の子、真っ白!

この時点で、アレ?
いつも食べている数の子じゃないかも、
と思いました。

が、冷めたら透明になるかと思い、
酒のアルコール分を飛ばすためにも
さらにぐつぐつ。

そして味見してみると・・・

ま、
まずい!


冷めても透明にならない真っ白な数の子は、
口に入れるとコリコリとした歯ごたえもなく、
硬くてパサパサと口内で崩壊していきます。
しかも卵の独特の臭みが
お口の中で充満するというオマケ付き。
もはや醤油や鰹節で味を誤魔化すなんて
レベルじゃございません。

教訓1:思い込みは捨てましょう。

教訓2:数の子は煮びたし不可。

教訓3:虚心坦懐にレシピを見ましょう。

正しい作り方は、
出汁を味付けして、その汁を煮て
アルコール分を飛ばして冷まし、
そこに数の子をつけて味をなじませる・・・でした。

デンジャラスな数の子を食べてみたい人は、
ぜひ煮てみてね!絵文字:ハート

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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