ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.12.17 04:20政治

本音主義と建前主義


アメリカ・共和党のトランプ氏は暴言王だが、その暴言を

支持する劣化した国民がいる。

 

日本にも放言王がいて、劣化した国民がそれを支持する。

放言王は一人じゃない。

政治家にもいる、知識人にもいる、あれもこれも放言王

である。

 

そしてネットの電脳世間の中に、匿名の放言餓鬼どもが

うじゃうじゃ蠢いている。

安倍政権を強烈に支持する放言餓鬼と、安倍政権を強烈に

嫌う放言餓鬼が電脳世間で罵り合っている。

 

暴言も放言も、本音主義が建前主義を脅かす現象として

噴出している。

決して建前が無効というわけではない。

建て前があまりに偽善に堕ちたことに問題があり、同時に

IQの低い劣化した本音主義が繁殖しすぎたことに問題

がある。

 

暴言も放言も、ち密な言葉の積み重ねが要らないから、

言葉が劣化するうちに心も劣化する。

それはまさに韓国人化であり、中国人化である。

この「韓国人化・中国人化」を差別と言うなら、

またしても偽善的・建前主義に堕ちていることになる。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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第119回 令和6年 11/2 SAT
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テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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