ゴー宣DOJO

BLOGブログ
小林よしのり
2015.12.8 09:30日々の出来事

試し読みという虚しさ


『大東亜論』が明日、9日、発売される。

小学館のサイトで、描きおろした序章が試し読みできる

そうである。

しかし、単行本を買ってくれる人のために描きおろした

一本がタダというのはやるせない。

一本の漫画を描くのにどれだけエネルギーを費やしてるか、

想像つくのだろうか?

 

まあ、序章は作品の意義を説明してくれという編集部の

要請に応えて描いたものだから、説明されなきゃ意義が

わからない者たちに対して、効果があるのかもしれない。

しかし、本当に試し読みなんて、効果あるのだろうか?

『卑怯者の島』では何の効果もなかった。

 

ネットが出てきて、なんでもタダである。

描き下ろしは巻末にもう一本ついている。

このブログを読んだ人は、序章も試し読みなんかせずに、

しっかり、ゆったり、単行本で楽しんでほしい。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

第119回

第119回 令和6年 11/2 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

INFORMATIONお知らせ