宮台真司氏と東浩紀氏との共著、
今日から全国発売開始です
トークイベントと、非公開で行われた鼎談に
加筆して完成されたものです
私は両方の席を現場で拝見しましたが、
文章化された本書を改めて読んでみると、
リアルタイムで見ていた時とは
また違った面白さがあり、
知的好奇心を大いに刺激される一冊でした
それぞれが書き下ろした文章
(よしりん先生「まえがき」
東氏「この不自然な共闘を喜ぶな」
宮台氏「あとがき」)も必読です
政治的立場も歴史認識も
まったく違うと思われる3人が、
なぜ今、共闘することになったのか
左右陣営が互いに「ブロック」し合い、
議論が失われ、言論が急速に劣化していく
現状を打破する方法はあるのか
インターネットが持つといわれる
「連帯の可能性」は本当か
民主主義の行きつく先は
そもそも「戦争する国の道徳」とは何なのか
この鼎談を読んでいると、
安保法制から米軍基地問題、原発問題、
テロ、SNS、民主主義・・・等々、
今の日本の状況にどうしてもムカムカしてきて
「我慢ならん頭に北半球ー」
って感じになるのですが、
それは私が短気ということではなくて(笑)、
この3人の論客が、人の感情を
グラグラ揺さぶる天才だからなのだと思います
「政治不信」どころか自分の判断すら信じられず、
ニヒリズムに陥っている国民に対して、
感情を揺さぶり、覚醒させ、道義を取り戻させる・・・
そんな一冊になっています
ぜひ読んでみてください
そして、どんどん広めましょう