ゴー宣DOJO

BLOGブログ
小林よしのり
2015.10.8 14:10ゴー宣道場

善意でやっても気持ちの齟齬は出る


関西「ゴー宣道場」のアドバイザーを東京の設営隊長に

頼んだのはわしです。

彼女は優しすぎる仏様のような人なので、頼られたら

全部受け入れてくれます。

そこをわしは尊敬しています。信頼しています。

 

けれど関西の猛烈な熱意に押し切られて、「ゴー宣道場」

運営の原則がずるずる壊れていくのは問題ですね。

落選者を当選させたところまでで、例外は止めておきたい。

 

関西設営隊は完璧を目指す必要はないです。

今までの準備を見てたら、もう上々でしょう。

少しぐらいの失敗は愛嬌。

東京の「ゴー宣道場」だって、いきなり完璧じゃなかった。

ホトケの設営隊長も、今回ばかりは関西の熱気に煽られて、

情が移ってしまっています。

仏さまだからしょうがないのだけど。

 

東京の門弟は誰もが関西に遠征できるわけじゃない。

「現場」を持つから、行けない人が大半です。

そういう人から見ると、クールに見えることもあって、

岸端の気持ちを察してくれて、助かります。

「先生は分かってくれない。MさんやKさんは分かって

くれる。」と、わしを責めるんです。

 

みんな、誠実に考えていて、行動していても、摩擦は

生じることはあるんですよね。

でも今回は、わしも仏の顔は落選を当選にした一回きり。

そういうことにしましょう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ