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小林よしのり
2015.9.16 00:00政治

ニート国民に告ぐ


安保法案は矛盾の総合デパートみたいなものだ。

合憲の根拠を砂川判決だと言うに至っては、恥というものを

知らない連中だなと思うし、そこまでアメリカに

抱きつかなきゃ生き残れない日本なら、なんで尖閣諸島を

国有化したのか、全く理解に苦しむ。

 

一方で憲法学者の長谷部恭男も木村草太も小林節も、

なんで自衛隊を合憲とする解釈改憲を良しとしていたのか

理解に苦しむし、長谷部氏に至っては特定秘密保護法案まで

良しとしていたのだから、矛盾がありすぎる。

 

国会前では「デモこそが民主主義」と叫んで、間接民主制を

否定してるし、本当は「しばき隊」に感化された左翼のくせに、

無色透明に騙してるし、早くやめたいと言ってたくせに、

むしろこれからだと運動に嵌っている。

若者代表のくせに国会の権威に屈して髪を黒く染めてるし、

ロックのひとかけらもない。

 

右から左までペテンだらけだが、報道はこのペテンの乱立に

目を瞑って、右か左の陣営からプロパガンダばっかりやっている。

こんな馬鹿な国民でいいのでしょうか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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