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高森明勅
2015.9.3 13:07

旧宮家系国民男子の起訴

旧宮家系国民男子、竹田恒昭氏が大麻所持で起訴されたという。

こういう人物に、
あろうことか皇籍を取得させようと
考えていた人々は今、
どんな感想を持っているのか。

世俗化した現代日本で、皇室典範を改正し、
一部の民間人に新しく皇籍取得を認めようという方向性は、
高貴であるべき皇室と、一般国民との厳粛な区別をないがしろにする、
極めて危険な考え方と言う他ない。

今回の事件は、そのことを改めてはっきりと浮かび上がらせた。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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