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高森明勅
2015.8.16 04:13

8月15日の靖国神社

8月15日、例年のように靖国神社境内で子供たちと落ち合う約束。

参拝者が拝殿前から長い列を作り、神門を越え、
第2鳥居(青銅大鳥居)より先まで伸びている。

外苑も人がいっぱい。

大変な人出だ。

若い人の姿が目立つ。

まず長女が、暑さと人ごみにヘロヘロになりながら、登場。

最近までシンガポールにいて、やっと市民権も取れたので、
今は夫と一緒に新居購入の準備に当たっているようだ。

次いで長男がスーツに黒ネクタイ姿で現れた。

いつも長男をサポートしてくれるYちゃんも一緒。

次男は、今年は参加できなかった。

参拝者から「高森先生では?」との声も。

申し訳ないが、先を急ぐ。

人が多いので拝殿横から、しかし心を込めて参拝。

遊就館は、この日は混雑が激しく、
落ち着いて拝観出来ないので、パス。

靖国神社崇敬奉賛会青年部「あさなぎ」の諸君が、
能楽堂近くのテントで冷えた麦茶を参拝者に振る舞う
ボランティアをやっている。

激励し、子供たちに挨拶をさせる。

暑い中、頭が下がる。

英霊来世(エーレイライズ)の斉藤俊介君にも会えた。

彼の未発表の新曲「約束」を聴いて感動したばかりなので、
感想も伝えた。

外苑に移動。

終戦70年 若人の集い」開催中。

何百人もの若者たちが参加している。

受付や整理係、一般参加者にも知った顔が多数。

何人かとは挨拶を交わす。

そのまま外に出て、皆で近くのカレー屋に入り、昼食。

長男とYちゃんはそのまま仕事に。

長女と神保町に向かっていると、
国旗を林立させたデモが粛々と進んでくる。

シュプレヒコールは一切、無し。

先頭の方が私に手を振ってくれたので、応える。

喫茶店へ。

と言っても、古書店の2階にある狭い喫茶スペース。

娘と2人だけで喋るのは暫くぶり。

その後、家内とも合流してレストランに。

すると、「救う会埼玉」で努力しているT氏が、
仲間たちと一緒にいるのに出くわした。

彼とは大学時代以来の縁ながら、
このところ長く会っていなかった。

拉致問題関係の充実した資料を貰う。

彼の一層の活躍を期待する。

靖国神社関係者に伺った話では、
この日は参拝者の多さもさることながら、
昇殿参拝の希望者がいつもの年よりぐんと増えて、
対応に困るほどだったとか。

高森ウィンドウズやチャンネルくららの番組で、
昇殿参拝を呼び掛けた私としては、とても嬉しい。

但し共同通信の配信で、将来、
もし自衛官に戦死者が出ても、
靖国神社では祀らない方針というニュースに接し、
詳しい確認はまだしていないし、
戦死自衛官合祀に様々な困難が伴うのは十分理解できるものの、
些か心穏やかならざるものを感じている。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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