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高森明勅
2015.8.5 10:00

クーラー主権

先頃、ある民間会社がクーラーの使用実態について、
20歳から49歳までの男女にアンケート調査。

その結果、男性の自宅での設定温度は25度が最多で、
一方、
女性は28度が最多とか。で、設定温度は誰が決めるかという
質問に、「自分」
と答えたのが男性50、7%、女性38、8%
だとか。

これを見て、“夫”
が決定権を持つ例が多いと即断してはならない。

ただ単に、調査対象になった年齢層では男性の方が
「一人暮らし」
の割合が高かっただけかも知れない。

女性は親などと一緒に暮らしていて、親に決定権があるとか。

そのあたりは、もっと詳しいデータがなければ、何とも言えない。

にも拘らず、
「女性より男性が…決定権を持っていることが多い」
(@DIME編集部)などと、
単純に結論付けているのを見かける
若い女性が両親と暮らしていて、母親が決定権を持っている
場合などが混在しているかも知れないの
に)。

この種の錯覚は他でもあるし、
そうした早合点をわざと利用するケースもあるので要注意。

ちなみに、わが家では温度設定どころか、
使用自体の可否も、
家内が決める。

住環境としては、比較的緑豊かな田舎の一戸建てに住んでいて、
隣の家
とやや隙間はあるが。

家内の命により、夏は窓を全開にして原則、使用禁止
(私はしばしば自宅で調べものや執筆等。
家内は仕事で
外出が多い!)。

ところが、愛犬、豆太郎を飼い始めたので若干、ルールを変更した。

暑い日に私が外出して、家が留守になるので戸締りをする時は、
豆太郎の体調に配慮して、設定温度28度でクーラーを使用!。

でも私が在宅時は、相変わらず使用許可が下りていない。

つまり、私がいない時だけクーラー稼働、って…。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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