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高森明勅
2015.8.2 04:17

自衛隊、海外で武器を使いたい放題(2)

自衛隊が海外で武器を不正使用しても、法的には一切、お咎めなし。

安倍政権が今国会での成立を目指す安保関連法案、とんだ大穴。

防衛大臣がそれを認めながら、そのまま押し通すって、明らかに異常。

しかし、自衛隊を巡るそんな欠陥は、実は以前から指摘されて来た。

例えば、軍事評論家の潮匡人氏は、
10年程前の石破茂氏との対談で「軍法」(軍刑法)の必要性を
語って、こう述べていた。

「(軍法が必要な理由の1つは)刑法の業務上過失致死は
国外に効力が及ばない…海外に出て…
いる自衛隊は、
皮肉な言い方をすると、事実上、
無法集団になっている」
(『憲法改正後のニッポンの自衛隊』
平成18年刊)と。

何をやっているんだか!

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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