『卑怯者の島』の感想、
小林よしのりライジングの
コメント欄からご紹介します!
卑怯者の島、もう4回ほど読み直しました。
やはり一番印象に残っているのが
「みなちゃん」ですね。
狡猾に男を利用する姿が強烈でした。
「みなちゃん」ですね。
狡猾に男を利用する姿が強烈でした。
ウチの奥さんはあのような人間ではない、、、と信じたい。
各場面ごとにめまぐるしく変わる
「卑怯」に戸惑いましたが、
アレは卑怯ではないと感じました。
「卑怯」に戸惑いましたが、
アレは卑怯ではないと感じました。
誰を卑怯とするのか?卑怯の定義とは?
を考えると、「場の空気による」のかと。
を考えると、「場の空気による」のかと。
みなちゃんの次に残っているのが、
食料を奪い、自己保身に走ろうとした者たちの最後。
仲間外れにされ、リンチを受け、
疎外感から米兵に投降しようとするが、
同じ仲間外れにされた同志であるハズの
一人に裏切られ、自分の意思ではなく
「空気」に流され米兵を殺してしまう。
疎外感から米兵に投降しようとするが、
同じ仲間外れにされた同志であるハズの
一人に裏切られ、自分の意思ではなく
「空気」に流され米兵を殺してしまう。
最後は海に流されるが・・・・
最初から最後まで流されっぱなしの姿には、
現在の日本人が描かれているように感じました。
(軟体社長さん)
(軟体社長さん)
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「卑怯者の島」ようやく手に入れ、読み終えました。
死があるからこそ、生が輝く。
読み終えて最初に思ったことです。
読み終えて最初に思ったことです。
どの登場人物も死が隣り合わせにある
にもかかわらず、生きる生命力満ちた顔をしている。
ラストの主人公の顔も死に直面している
にもかかわらず、生気漲る気がビンビンと伝わってくる。
本を閉じ終えてしばらく、「生きる」とは何かを
考えさせられてしまいました。
戦後に生まれた我々はどうだろう。
死というものが実験できないから生を実感できない、
実感できないからイジメをやってみたり、
人をだましてインチキ商法に手を染めたり、
何もかも投げ出して2カ月も家出をしてみたり、
時に人を殺してまでも生きている実感を得ようとする。
死というものがわからないから
生のありがたみも分からないのではなかろうか?
是非、これから親になる中高生に読んでもらいたい。
(ランバダ稲荷さん)
(ランバダ稲荷さん)
戦後70年、戦場体験者が
ますます少なくなる中で、
このフィクション漫画こそが
現代人と当時の感覚を結びつけ
戦争のリアルを実感させてくれます!
読めば思わず
わが身と現在の日本に
引きつけて考えてしまう
この夏最大の問題作!!