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高森明勅
2015.7.27 09:00

泉美木蓮氏の洞察

作家の泉美木蓮氏が、ブログでこんなことを書いておられた。

日頃、清潔で親切でよく本を読み頼りがいのある
男の人であっても、
セッティングが整えばどうせほんとは
めちゃスケベ」と。

これは、小林よしのり氏の新作『卑怯者の島』の登場人物に
関わって飛び出した男性論。

だが、そうした文脈に関係なく反応する男たちが、
私の周囲にもいる。

これ、そのまんま俺」とか、
「我が輩の本質を見破られたか」
という風に。

だが率直に言って、彼らは一様に勘違いしている。

彼ら自身は私が知る限り、清潔でもなければ、親切でもなく、
本もろくに読まないし、全く頼りにならない。

ただ単に「スケベ」というだけ。

それも「セッティングが整えば」という限定が必要かも甚だ疑問。

あるいは、失礼ながら“セッティングが整えば”という状況自体、
かなり可能性が低い人物も。

それでも、数多くの男性たちに“いやー、ズバリ指摘されちゃった”感
を与えるあたりが、
凄いというのか、何なのか。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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