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高森明勅
2015.7.15 07:01

安保関連法案、衆院特別委可決

7月15日、衆議院特別委員会にて安保関連法案可決。

既に100時間以上審議したから、と。

だが、対象となるのは10の法改正と新法1。

合計11の法案。

それを一括審議した。

だから、平均すれば1本、僅か10時間ほど。

全然、時間不足。

更に、国民も殆ど理解できておらず、
そのことを安倍首相自身も認めた上で、与党単独の強行採決だった。

国防を巡る国の方針については、取り分け国民の理解と納得、
覚悟が必要。

だが政府・与党は、むしろ国民への丁寧な説明を避けてきた。

例えば、安保法制をテーマにテレビで討論番組が行われても、
与党議員は一切、出席を断った等々。

どうしてこんなやり方をしたのか。

法案に磐石の自信があれば、堂々と論戦を受けて立てば良い。

その自信がなかった。

その上、既に4月、日米防衛協力の指針の再改訂がなされ、
安倍首相はオバマ大統領とアメリカ議会に「公約」している。

なりふり構わず突っ走る理由があった。

法案の主眼は集団的自衛権の行使。

なぜ今、個別的自衛権すら満足に行使できないのに、
集団的自衛権の行使に踏み切るのか?

幹事長当時の石破茂議員が正直に答えている。

アメリカが軍事費の削減を進めているから」。

その穴埋めを日本がやらされる、という話。

これで安保関連法案が成立すればどうなるか?

アメリカが「内向き」を続ければ、
日本の穴埋めの負担はどんどん増大。

しかも抑止力には繋がらない。

「外向き」に転換すれば、アメリカの戦争の為に世界中、
駆り出される。

もし“限定的”行使を理由に、それに二の足を踏めば、
公約違反、
背信行為と非難され、日米関係に重大な亀裂が走る。

全くろくなことはない。

それにしても、安保法案特別委可決の今日、フィクションを
通じて戦争の真実に迫る、
小林よしのり氏の問題作『卑怯者の島』が発売されるとは。

何という皮肉な偶然か。

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「安倍晋三は中韓に屈している!」

平成27年8月2日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

*当初のテーマから変更しました絵文字:重要

8月2日の「ゴー宣道場」は、

『安倍晋三は中韓に屈している』と題して開催します。

安倍晋三には怒りが溜まりまくっている。

そろそろ十分の一くらいは放出しなければ、健康に悪い。

 

もちろん課題図書は同じで、「屈している!」の部分に、

「戦中・戦後の倫理を問う」のテーマは包摂できる。

安倍晋三の倫理を問う議論でもある。


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今回はわしが司会をして、参加者を巻き込んで進行する。

 

わしを呼ぶ予定だった自民党リベラル派の勉強会が、

「安保法制に反対の小林よしのりを呼んではいかん」と

いう理由で、執行部によって潰され、自民党内では異論を

排除する全体主義が完成している。

 

同日に開催された安倍応援団の勉強会では、

「マスコミを懲らしめる」発言もあり、言論弾圧の兆候も

出始めた。

最初にこの問題でわしの見解を語る。

 

強行採決がいつ行われるか知らないが、安保法制について、

ゲストを交えた師範方で討論もしたい。


ゲストには、著書で慰安婦問題の新たな解決手段を
提案されている
松竹伸幸氏をゲストに迎える。


課題図書として

『慰安婦問題をこれで終わらせる』(松竹伸幸)

『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(笹幸恵)

『卑怯者の島』(小林よしのり)

以上3冊をテキストにして、戦場や植民地での倫理観の

問題を議論することになる。

議論のテーマは状況に応じて変えるかもしれないので、

その都度、報告する。

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成27年7/22(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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