ゴー宣DOJO

BLOGブログ
小林よしのり
2015.7.13 15:06メディア

各局のニュース番組を比較する


安保法制(従米法案)を伝える各局のテレビのニュース番組を

比較すると重要なことが分かる。

どこが権力をチェックするメディアの使命を全うしているか?

 

読売新聞系の4チャンネルは、これだけ重大な法案の問題で

あるにも関わらず、明確に批判的な立場をとることがない。

やはり読売新聞系だから、権力追従なのだろう。

 

フジの8チャンネルは今日の公聴会の報道でも、岡本行夫と

もう一人の賛成派の意見しか紹介しない。

反対派はさっぱり映さないし、意見はナシ。

明らかに権力擁護ニュースに成り下がっている。

 

読売とフジは戦前の大本営発表メディアと同じのようだ。

 

テレ朝の「報道ステーション」は確かに安保法制に批判的で

若い憲法学者が、ただ憲法学の視点のみでクールに語るのが

案外面白い。

 

「ニュース23」がやはり岸井成格のきっぱりとした批判の

口調が気持ち良くて一番だ。

膳場貴子も政権批判の態度が見えていて好感が持てる。

その上、美人なのがいい。

ただし藤原帰一がコメンテーターの時はダメだ。

あれはアメリカ・リベラルで、安保法制に賛成しているのが

透けて見える。

 

権力に追従するメディアは無意味だ。

戦後70年経っても、戦前の反省がない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ