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高森明勅
2015.7.6 10:00

世界遺産で河野談話の愚、再び

普通の感覚があればヤバいと分かるはず。

長崎・軍艦島などの世界遺産登録。

韓国側はナチス・ドイツのアウシュビッツ収容所を引き合いに出して
クレームを付け
たようだ。

慰安婦問題を上回る荒唐無稽さ。

正気の沙汰ではない。

だが安倍政権は譲歩。

慰安婦の時と同じく「強制性」を認めた。

ばかりか、「犠牲を記憶する為の施設」まで設けると。

どこまで自虐史観を突き進むのか。

その場凌ぎで禍根を遺す、河野談話の愚劣さを繰り返した。

岸田外相は「事務レベルの調整」を強調。

マズいと分かっているから。

今後必ず、ロクなことにならない。

歴史問題がまた1つ増えた。

ここで毅然と決断すれば、避け得たのに。

それは、“事務レベル”ではなく、安倍政権そのものの責任だ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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