ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.6.22 14:55日々の出来事

恋人が欲しくない40%の若い女性へ


近頃の若者は悟りが早くて人格者が多い。

恋人が欲しくないと言う20代から30代の若者が40%もいる

のだから大したものである。

わしなんか60過ぎてようやく、恋人なんか面倒だ、仕事に集中

した方が面白いという境地に達した。

だが若者は20代でとっくに達観している。

わしが人生かけて到達した悟りの境地まで、若者はあっさり

超えてしまう勢いだ。

負けた。若者に負けた。

50代まで20代の女性と付き合っていたわしなんか恥ずかしくて

若者に目も合わせられない。

しかしバブルの頃の若者は恋愛しなけりゃ人間じゃないくらいの

勢いで、女にモテるために、ファッションと車とデートコースの

情報ばっかり仕入れて、発情期のアニマルみたいに恋愛に執着

していたものだ。

あの頃の若者は醜かった。

日本の歴史上、最も醜悪な若者だったかもしれない。

それに比べて今の淡々とした若者は素晴らしい。

小津安二郎映画の笠智衆みたいな若者が増えてるのだろう。

恋愛は面倒。確かにその通り。

貧乏くさいデートしたって、楽しくはない。

しかし、面倒じゃなくて、楽しい恋愛なら、わしは得意だから、

教えてあげられるのだが・・・。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

第119回

第119回 令和6年 11/2 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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