ゴー宣DOJO

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トッキー
2015.6.22 04:17ゴー宣道場

第48回ゴー宣道場動画公開中! いざ思考開始!

第48回ゴー宣道場
『戦争と道徳』
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さて、道場開催から1週間、
ようやく思考が開始されたようです。
門弟の意見を
ご紹介します!


道場から時間が経ってしまいましたが、
なかなか感想をまとめることができませんでした。
モヤモヤしていた部分が、先生方のブログを読んで
ようやく整理できてきました。
ゴーさんも書かれましたが、宮台氏の言う
「今後の信頼醸成のために、負けたものは負けたのだから、
悪いヤツがいたという認識を受け入れるべきだ」
という論理は、納得できませんでした。
理由は2点です。
まず一点は、
「英霊の名誉を踏みにじっての信頼醸成」というのは、
極めて不道徳だと思うからです。
昭和殉難者(いわゆる「A級戦犯」)とは
「連合国のリンチによって不当に殺害されたが、
講和のために国家としてその扱いを受け入れざるをえなかった人々」
(サンフランシスコ講和条約における「諸判決を受諾する」の部分)
と私は理解しています。
日本国の「独立」と国際社会への復帰は、
彼らに命を差し出させた上に成り立っている。
だからその尊い貢献に感謝し、その名を記録に留めて顕彰する。
それが靖国神社の立場であり、彼らの合祀を実現した
日本国民の認識だったはずです。
後になって「あいつらは悪い奴らだった」と
日本国民が認識を変えるのは、
命を捨てて国家に尽くしてくれた人々から、
今度はその名誉まで奪うという行為です。
もし彼らの名誉を守ることが「国際社会での信頼醸成」の
ハードルを上げることになるのであれば、
信頼醸成のために我々がより一層の努力をすればよい。
それが、彼らが命と引き換えに遺してくれた独立を
享受している現代の国民の責任だと思います。
その努力を放棄して(いわば横着のために)
彼らの名誉を売り渡すというのは、
国としてあってはならないことではないでしょうか。
もう一点は、外国に迎合するために倫理を手放しては、
自主防衛が成り立たないと思うからです。
仮に憲法改正・自衛隊(国軍)の装備充実・米軍撤退
 の3点が実現して、日本が一国で戦争できる状態に
なればそれで自主防衛が実現するかというと、違うと思います。
よしりん先生が先日の朝生でおっしゃっていましたが、
自主防衛の根幹は「日本が主体性を持つか否か」ということ。
主体性を持つとは、「犠牲を覚悟で戦う」あるいは
「批難を覚悟で戦いを避ける」といったことを、
一国で決断することだと思います。
そのためには、戦ってでも守らなければならない
「譲れない一線」を自ら引き、戦争に関する倫理的な
判断を主体的にする覚悟が必要です。
判断を自分たちでせず
「アメリカが戦うというから一緒に戦う」
「中国が嫌がるからやめておく」というのでは、
仮にルールや装備を整え、
一国で作戦を遂行したところで、
主体性を喪失しているという点では今と変わりません。
靖国神社に祀られている英霊のなかには、
戦前・戦中の行動に問題があった人たちもいるだろうと思います。
しかし、それは日本国民が自分たちの
「道義」と「合理」の規準に照らして主体的に判断すべきことであり、
外国にどう評価されるかで決めることではない。
それは倫理=主体性の放棄になります。
過去の戦争についての倫理的な評価を自主的にできない国民に、
どうして次の戦争をするか否かの倫理的判断、
自主防衛の決断ができるでしょうか。

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日本に「A級戦犯」などいない!
連合国になすりつけられた「戦犯」の観念を払拭しない限り、
日本民族の自立はないのである!!
(『いわゆるA級戦犯』P226)
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英霊の名誉を守れない国民には、
自主防衛などできないと思います。
…と、文句ばかりになってしまいましたが、
道場の議論はとても面白く聞かせていただきました。
憲法を道路交通法にたとえた東氏のお話など、
腑に落ちるところが多かったです。
今まで「学区単位での共同体の再構築」という
言葉を聞いてもいまいちピンと来ていなかったのですが、
今回のお話を伺えてようやく理解できたと思います。
靖国問題に関する高森先生と宮台氏の議論は、
もっと聞きたかったです。
それだけで1回分の道場の時間くらい
かかってしまいそうでしたが。
他の話題での見解から考えて、議論が進んでいけば
宮台氏の考えも変わる可能性があるように思いましたし、
宮台氏の意見ももっと聞きたい、腑に落ちないのは
何か自分が勘違いしているからかもしれない、
などと考えていました。
早くも発表されましたが、次回道場が楽しみです。
門弟どうしで幕末から大東亜戦争までの歴史について
意見が異なり、議論になることがしばしばあります。
質問に答えていただくのと、逆に問い詰められるのでは
違う次元の緊張感があり、大いに鍛えられるはず。
なかなか考えがまとまらず質問のための挙手も
出来ない回が続いているのですが、
次回こそ!と思っています。

さらなる思考の深化を期待しています!

トッキー

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